海外旅行や海外通販で、いつものクレジットカードをそのまま使っていませんか。
一見すると普通に決済できているようでも、あとから明細を見ると「思ったより高い」と感じることがあります。
その原因になりやすいのが、クレジットカードの海外事務手数料や為替レートの差です。
最近では、海外利用時に2%〜3%台の手数料がかかるカードも多く、円安の局面ではこの差も無視できません。
たとえば、海外で10万円分決済した場合、手数料が3%ならそれだけで約3,000円の負担になります。
海外旅行ではホテル代、食事代、観光地のチケット代、現地交通費などでカード決済の金額が大きくなりがちです。
だからこそ、目に見えにくい海外決済コストはできるだけ抑えたいところです。
この記事では、海外決済のコストを抑えやすい以下の4つを比較します。
- Wise
- Revolut
- Sony Bank WALLET
- IDARE
それぞれ強みと弱点があるため、「どれか1枚が絶対に最強」というより、旅行スタイルや行き先に応じて使い分けるのがおすすめです。

結論:海外決済は「1枚最強」ではなく目的別の使い分けが正解
先に結論から言うと、海外決済におすすめのカード・サービスは、どれか1つが絶対に最強というわけではありません。
それぞれ得意な使い方が違うため、旅行先や重視するポイントに応じて使い分けるのがおすすめです。
| サービス | おすすめな人 |
|---|---|
| Wise | 細かいことを考えずに、海外決済をお得にしたい人 |
| Revolut | チャージや外貨両替の条件を把握して、お得に使いたい人 |
| Sony Bank WALLET | チャージが面倒で、対象10通貨の国・地域で使いたい人 |
| IDARE | アメックスなど幅広いクレカからチャージしたい人 |
ざっくり選ぶなら、以下のようなイメージです。
手軽さ重視ならWise。
週末手数料などを細かく気にせず、比較的シンプルに海外決済コストを抑えられます。
使いこなしてお得にしたいならRevolut。
平日決済や事前両替の条件を理解すれば、かなり低コストで使いやすいです。
チャージの手間をなくしたいならSony Bank WALLET。
対象10通貨の国・地域なら、ソニー銀行の円普通預金にお金を入れておくだけで使えるのが魅力です。
クレカチャージを活かしたいならIDARE。
アメックスなど幅広いクレジットカードからチャージできますが、使えない場面もあるためサブカード向きです。
つまり、この記事で紹介する4つはそれぞれ役割が違います。
「どれが一番いいか」ではなく、自分の旅行スタイルに合うものを選ぶことが大切です。
Wiseがおすすめな人|細かいことを考えずにお得にしたい人
「海外決済の手数料は抑えたいけど、週末手数料や事前両替などを細かく考えるのは面倒」
このような人には、Wiseが使いやすいです。
Wiseは、為替レートに隠れた上乗せをするのではなく、ミッドマーケットレートを使い、手数料を別枠で表示する仕組みになっています。
手数料が見えやすく、納得して使いやすいのが大きなメリットです。
また、Revolutのような週末の追加手数料がないため、土日に現地で買い物をするときも使いやすいです。
旅行中に「今日は週末だから、事前に外貨へ両替しておくべきだったかな」と気にしなくてよいのは、かなり大きな安心感があります。
一方で、日本発行のWiseカードはApple Pay・Google Payに対応していないため、実店舗で使うにはリアルカードの持ち歩きが必要です。
そのため、スマホ決済を重視する人には少し不便に感じるかもしれません。
- 細かい条件を考えずに海外決済コストを抑えたい人
- 週末も気にせず使いたい人
- 海外ATMで現金を引き出す可能性がある人
- 外貨の受け取りや海外送金も使いたい人

Revolutがおすすめな人|条件を把握してお得に使いたい人
Revolutは、細かい条件を理解して使える人にはかなり強いサービスです。
平日の為替コストを抑えやすく、日本円をチャージしておけば、決済時に自動で外貨へ両替されます。
普通のカードに近い感覚で使えるため、海外旅行中の飲食店、スーパー、交通機関などでも使いやすいです。
さらに、Apple Pay・Google Payに対応しているため、スマホ決済を使いたい人にも向いています。
海外では日本以上にタッチ決済が普及している国も多く、財布やカードを出さずに支払えるのは防犯面でもメリットがあります。
また、Revolutには使い捨てバーチャルカードもあります。
海外通販や初めて使う予約サイトなど、メインカード番号を入力するのが少し不安な場面でも使いやすいです。
ただし、Revolutは週末の自動両替に追加手数料がかかる点には注意が必要です。
週末に大きな買い物をする予定がある場合は、平日のうちに必要な外貨へ両替しておくと安心です。
- 平日決済を中心に海外決済コストを抑えたい人
- 週末手数料や事前両替の条件を把握して使える人
- Apple Pay・Google Payでスマホ決済したい人
- 使い捨てバーチャルカードを使いたい人
- 海外ATMで現金を引き出す可能性がある人

Sony Bank WALLETがおすすめな人|チャージが面倒な人
RevolutやWiseは便利ですが、どちらも事前チャージが必要です。
旅行中に「残高が足りるかな」と気にしたくない人には、Sony Bank WALLETが向いています。
Sony Bank WALLETは、ソニー銀行の口座と一体になったVisaデビット付きキャッシュカードです。
ソニー銀行の円普通預金にお金を入れておけば、その残高から決済できます。
特に便利なのが、「円からアシスト」です。
対象通貨の外貨普通預金口座を開設しておけば、外貨残高が足りない場合でも、円普通預金から自動で両替して決済してくれます。
つまり、RevolutやWiseのように、決済前にアプリへチャージする手間がありません。
レジ前で「チャージ残高が足りるかな」と焦りにくいのは、Sony Bank WALLETならではの大きなメリットです。
ただし、強みを発揮しやすいのは対象10通貨の国・地域です。
対象10通貨以外では手数料メリットが薄れるため、行き先によって使い分けるのがおすすめです。
- 事前チャージが面倒な人
- 残高不足を気にせず使いたい人
- 米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルなどの対象10通貨圏に行く人
- 銀行口座直結のデビットカードを使いたい人

IDAREがおすすめな人|アメックスなど幅広いクレカからチャージしたい人
IDAREは、海外事務手数料0%で使えるVisaプリペイドです。
大きな特徴は、幅広いクレジットカードからチャージできることです。
Visa、Mastercard、JCB、アメックスなど、殆どのブランドに対応しているため、手持ちのクレジットカードを活用しやすいのが魅力です。
特に、アメックスからチャージできる点は珍しく、アメックスの決済額を積み上げたい人には有力な選択肢になります。
一方で、IDAREはプリペイドカードです。
ホテル、ガソリンスタンド、一部の交通機関やタクシーなど、あとから請求額が変わる可能性がある決済では使いにくい場面があります。
また、海外ATMで現金を引き出すことはできません。
Apple Pay・Google Payにも対応していないため、海外の実店舗で使うにはリアルカードが必要です。
そのため、IDAREは海外旅行のメインカードというより、Revolut・Wise・Sony Bank WALLETと併用するサブカードとして考えるのがおすすめです。
- アメックスなど幅広いクレカからチャージしたい人
- メインカードとは別に予備カードを用意したい人

筆者の使い方
ここまで4つのサービスを比較してきましたが、筆者は基本的にRevolutをメインに使っています。
理由は、平日に使う分には手数料を抑えやすく、Apple Payでスマホ決済できるためです。
海外旅行中の飲食店、スーパー、公共交通機関などでは、スマホをかざすだけで支払える場面が多く、かなり便利です。
ただし、Revolutは事前チャージ式なので、旅行中に「残高が少し足りなさそう」と感じる場面もあります。
そのようなとき、対象10通貨の国・地域であれば、Sony Bank WALLETを使っています。
Sony Bank WALLETはソニー銀行の円普通預金にお金を入れておくだけで使えるため、チャージ残高を気にせず決済できるのが便利です。
一方で、対象10通貨以外の国に行く場合は、Wiseにある程度の金額を事前に入れておき、残高不足時のバックアップとして使っています。
Wiseは週末の追加手数料がないため、Revolutの残高が足りないときや、週末に大きめの決済をするときにも使いやすいです。
また、アメックスゴールドプリファードなどの決済修行をしたいときは、IDAREを使うこともあります。
IDAREはアメックスからチャージできるため、アメックスの利用額を積み上げたい場合に便利です。
ただし、IDAREへのチャージ分はポイント還元の対象外となる点には注意が必要です。
ポイントを貯める目的ではなく、あくまで決済額の条件達成を意識した使い方になります。
筆者の使い分けをまとめると、以下のようになります。
| 用途 | 使用カード |
|---|---|
| メイン決済 | Revolut |
| 残高不足時のバックアップ | Sony Bank WALLET または Wise |
| 現金引き出し | Revolut または Wise |
| 決済修行用 | IDARE |
よくある質問
まとめ:海外決済カードは「1枚最強」ではなく使い分けが大事
海外決済におすすめのカードやサービスはいくつかありますが、どれか1枚だけが絶対に最強というわけではありません。
細かいことを考えずにお得に使いたいならWise。
条件を把握して、平日決済や事前両替をうまく使うならRevolut。
チャージの手間を減らして、対象10通貨の国・地域で使うならSony Bank WALLET。
アメックスなど幅広いクレジットカードからチャージしたいならIDARE。
このように、目的によって向いているサービスは変わります。
特にIDAREは、海外事務手数料0%やクレカチャージ対応という魅力がある一方で、プリペイドカードのため使えない場面もあります。
そのため、IDAREだけで海外旅行に行くのではなく、Revolut・Wise・Sony Bank WALLETなどとの併用がおすすめです。
海外旅行では、現地での食事や観光にはしっかりお金を使いつつ、目に見えない決済手数料はできるだけ抑えたいところです。
自分の旅行スタイルに合わせて、海外決済用のカードを準備しておきましょう。


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