「旅行は大好きだけど、航空券が高くて頻繁には行けない…」 「マイルを貯めたいけど、年会費が高いカードばかりで手が出しづらい」
旅行好きなら誰もが一度は抱えるこの悩み。
「年会費無料のカードなんて、どうせマイルも大して貯まらないんでしょ?」と諦めていませんか?
実は、年会費が完全無料にもかかわらず、ゴールドカード以上の還元率を誇り、持っているだけで毎年マイルが「生成」されるバグのようなカードが存在します。
それが、今回ご紹介する筆者激推しの「ANA JCB CARD FIRST」です。
もしあなたが18歳〜29歳で、これからマイルを貯め始めたいと思っているなら、迷わずこのカード一択です。
最初に重要なお知らせ(申し込み条件について)
本題に入る前に、ひとつだけ心苦しいお伝えがあります。 このカードは、その破格のスペックゆえに限られた条件の方しか持つことができません。
- 申し込み対象:18歳以上 29歳以下の方(学生不可)
もしあなたが30歳以上の方、あるいは学生の方であれば、誠に申し訳ありません……。
対象外の方は、ぜひ以下のリンクからご自身のライフスタイルに合ったANAカードをお探しください。(素晴らしいカードは他にもたくさんあります!)
▶ ANAカード一覧から自分に合うカードを探す(公式サイト)
「私は条件をクリアしている!」 というラッキーなあなた。おめでとうございます。 この先は、あなたが手にする「マイル生成マシン」の全貌を解説します。
トクビヨリレーティング
レーティング

| 評価項目 | 評価点 (5点満点) | 評価のポイント |
|---|---|---|
| 年会費 | 完全無料 | |
| 還元率 | 基本1.0%、条件付き1.5%還元 | |
| 特化性 | ANA航空券2.0%還元 | |
| 汎用性 | お得なチャージルートはなし | |
| 付帯サービス | 付帯保険は弱いが保有で毎年3000マイル | |
| 総合力 | 旅行好きが初めに選ぶならこの一枚! |
筆者コメント
マイル還元率1.0%は、1マイル=2〜4円の価値と換算すれば実質2〜4%還元に相当するため「5」をつけたいのが本音です。しかし、公平性を期して「4」としました。
ハッキリ言って、年会費無料でここまでマイルを貯められるカードはこのカード以外に存在しないと言っても過言ではありません。「とにかくコストをかけずにマイルを貯めまくりたい」という若手社会人には、最強の相棒となるでしょう。
ANA JCB CARD FIRST とは?
「ANA JCB CARD FIRST」とは、ANAとJCBが若年層向けに展開している特別なANAカードです。
通常、ANAカードには「一般」「ワイド」「ゴールド」「プレミアム」などのランクがありますが、このカードは「一般カードの機能」を持ちながら「ゴールド以上の還元率」を備え、かつ「年会費が無料」という、いいとこ取りをした特殊なポジションに位置します。
ANAカード主要スペック比較表
他のANAカード(VISA/Mastercard/JCBブランド)と比較すると、そのお得さが際立ちます。ワイドゴールドカードまでを対象に各項目について比較しました。
| カードランク | 年会費 | 基本還元率 | 継続特典 | 航空券還元率 | 搭乗ボーナス |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA JCB CARD FIRST | 無料 | 1.0% | 3,000マイル | 2.0% | 10% |
| 一般カード | 2,200円 | 0.5% | 1,000マイル | 1.5% | 10% |
| ワイドカード | 7,975円 | 0.5% | 1,000マイル | 1.5% | 25% |
| ワイドゴールド | 15,400円 | 1.0% | 2,000マイル | 2.0% | 25% |
ご覧の通り、年会費無料でありながら、還元率や継続特典において有料カードを凌駕するスペックを持っています。
ANA JCB CARD FIRSTを選ぶべき「4つのメリット」
① 年会費無料なのにマイル還元率が1.0%
これが最大の衝撃ポイントです。
通常のANA一般カードは、年会費2,200円がかかる上に、基本のマイル還元率は0.5%です。これを1.0%に引き上げるには、別途「移行手数料(年間5,500円〜)」を支払う必要があり、維持費だけで年間1万円弱かかってしまいます。
しかし、ANA JCB CARD FIRSTは、年会費無料で最初から還元率1.0%。 コストゼロで、有料会員同等以上のスピードでマイルが貯まるのです。
② 年間100万円の利用で、ボーナス5,000マイル獲得
さらに、このカードを「マイル生成マシン」たらしめる特典がこちら。 年間100万円以上決済すると、5,000ボーナスマイルが付与されます。
- 通常決済(100万円):10,000マイル
- ボーナス特典:5,000マイル
- 合計:15,000マイル(還元率1.5%)
ANAカードの中で1.5%以上の還元率を出そうとすると、通常は年会費が10万円近くする「プレミアムカード」クラスが必要です。それを無料で実現できるのは、まさに破格です。
③ 持っているだけで毎年3,000マイル「自動生成」
ANAカードは保有しているだけで毎年「継続ボーナスマイル」が貰えますが、このカードはなんと3,000マイル。
年会費15,400円の「ワイドゴールドカード」ですら継続特典は2,000マイルです。ゴールドカードよりも多いマイルが、タダで毎年手に入ります。
前述の100万円決済と合わせると…
- 決済マイル+ボーナス特典:15,000マイル
- 継続マイル:3,000マイル
- 年間獲得:18,000マイル(実質還元率 1.8%)
18,000マイルあれば、シーズンにもよりますが、東京ー札幌(新千歳)の往復航空券を利用できます。 ただ生活費をカードで支払っているだけで、毎年タダで北海道旅行に行ける権利が手に入ると考えれば、その凄さが伝わるはずです。
▶国内線必要マイル数はこちら(公式サイト)
▶国際線必要マイル数はこちら(公式サイト)
④ ETCカードも発行・年会費完全無料
最近は発行手数料や年会費がかかることも増えてきたETCカードですが、こちらも完全無料。
もちろん、ETC利用分もしっかりマイル還元の対象です。ドライブ好きには地味ながら嬉しいポイントですね。
申し込み前に知っておくべき「6つの注意点」
メリットばかり強調しましたが、完璧なカードはありません。後悔しないよう、デメリットもしっかりお伝えします。
①5年後に自動で「ANA JCB一般カード」へ切り替え
このカードは「初回更新時(5年後)」に、自動的に通常の「ANA JCB一般カード」へ切り替わります。 切り替わると年会費2,200円が発生し、還元率などのスペックもダウンします。
対策:一般カードへの切り替えが嫌という方は 更新のタイミングをスケジュール帳に入れておき、5年経つ前に上位カード(ゴールドなど)へアップグレードするか他のカードへ変更、あるいは解約を検討しましょう。
②100万円修行やマイル還元対象外決済あり
「プリペイドカードに100万円チャージして終わり!」といった裏技は使えません。
ANA JCB CARD FIRSTは当ブログでも紹介しているようなプリペイドカードや、交通系IC(モバイルSuica/PASMO等)へのチャージは、マイル付与および100万円カウントの対象外となるケースがほとんどです。純粋なショッピングや固定費支払いで利用しましょう。
③空港ラウンジサービスは利用不可
若者向けカードで有名な「JAL CLUB EST」のように航空会社のラウンジが使える特典はありません。
また、あくまでの一般カードの扱いのため、カード会社提携のラウンジも利用不可です。
④付帯保険はかなり控えめ
旅行傷害保険は付帯しておらず、ショッピングガード保険(海外のみ、100万円限度)のみです。
海外旅行に行く際は、このカード一本に頼らず、別途保険に加入するか、保険が充実している別のカードをサブで持っておくことを強く推奨します。
⑤海外利用に弱い(JCBブランド限定)
ANA JCB CARD FIRSTは、その名の通り国際ブランドが「JCB」一択です。
ハワイや台湾などでは使えますが、欧米などでは使えない店も多々あります。 海外旅行好きの方は、Visa/Mastercardブランドのサブカードや、海外手数料がお得なプリペイドカード「Revolut」などを併用するのが賢い選択です。
▶海外決済手数料がお得になるRevolutへのチャージ方法(関連記事)
⑥ボーナスマイルの用途は限定的
特典で貰えるボーナスマイルは「マイル口座グループ4」に分類されます。
特典航空券(フライト)には問題なく使えますが、「ANA Pay」へのチャージなど一部用途が制限されるので覚えておきましょう。
結論:こんな人におすすめ
- 18歳〜29歳の社会人で、旅行好き
- 「年会費無料」でとにかくマイルが貯まるカードが欲しい
- チャージ錬金などの面倒なポイ活をせず、メインカード利用だけでマイルを大量獲得したい
まとめ
「年会費無料で、ゴールドカード以上の継続マイルと、プレミアムカード級の還元率を叩き出す」
ANA JCB CARD FIRSTは、若手社会人の旅行好きにとって、まさにマイル生成マシンと呼べる一枚です。
5年限定というタイムリミットはありますが、その期間に貯められるマイル数と節約できる年会費を考えれば、メリットの方が圧倒的に大きいです。
対象年齢である今のうちに使い倒して、タダで旅行に行く喜びを体験してください。
このカードで、あなたの旅の選択肢がもっと自由になりますように。


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