みなさんは「Revolut(レボリュート)」をご存知でしょうか? ざっくり説明すると、海外での決済や送金、外貨両替などで非常に大きなメリットがある「次世代の金融アプリ」です。
最近では、三井住友カード ゴールド(NL)などの「ポイント付与対象外」や「100万円修行の集計対象外」となる電子マネーが増えてきました。それに伴い、「ポイント還元の取りこぼしを防ぐための中継地点」として、このRevolutを目にする機会が増えた方も多いはずです。
今回の記事では、Revolutの多機能な面の中から、ポイ活ユーザーに必須のチャージルートのための「デビットカード機能」にフォーカスして解説します。
特に利用者が多いであろう、以下の2つのルートへのチャージ方法をマスターしましょう。
- ANA Pay(ここからさらに楽天Edy→楽天キャッシュへ繋がります!)
- VポイントPay
Revolutとは?
Revolutは、イギリス発のフィンテック企業が提供する金融アプリです。
全世界で数千万人が利用しており、日本でも銀行口座への送金や、非常に良いレートでの外貨両替ができることで人気があります。
今回の利用なら「スタンダードプラン」一択
Revolutにはいくつかのプランがありますが、ポイ活の「チャージルート」として利用するだけなら、無料のスタンダードプランで十分です。
| プラン | 月額料金 | チャージ利用おすすめ度 |
|---|---|---|
| スタンダード | 無料 | ◎(これでOK) |
| プレミアム | 980円 | △ |
| メタル | 1,980円 | △ |
※詳細はRevolut公式サイトをご確認ください。
アプリ上で発行されるデビットカードを使えば、クレジットカードと同じようにネット決済や電子マネーへのチャージが可能になります。今回はこの「チャージ機能」に絞って解説していきます。
なぜRevolutを経由するのか?
「クレジットカードから直接ANA PayやVポイントPayにチャージすればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、例えば三井住友カード ゴールド(NL)の場合、ANA PayやVポイントPayへの直接チャージは、ポイント還元の対象外や還元率の低下であったり、年間100万円利用(ボーナスポイント条件)の集計対象外となってしまいます。
そこでRevolutの出番です。
間にRevolutを挟むことで、クレジットカード側からは「Revolutへの決済」とみなされ、ポイント付与や修行カウントの対象になるケースがあります。
今回は高還元ルートとしてポイ活界隈で利用される以下ルートの中から、青枠内の具体的な手順を解説します。

具体的なチャージ手順
それではチャージの手順について具体的に解説していきます。
Revolutへのチャージ
①Revolutアプリのダウンロード・会員登録を実施
既に登録済みの方はスキップでOK。
- プラン:「スタンダード(無料)」がおすすめ
- カード:「バーチャルカード」がおすすめ
Tips:カードの種類について
物理カード(リアルカード)の発行は、別途配送料(500円)がかかるため、今回の用途なら不要です。「使い捨てバーチャルカード」も作成できますが、カード番号が毎回変わってしまい再登録が面倒なため、通常のバーチャルカードをおすすめします。
②「ホーム」タブから「チャージ」をタップ

③チャージ金額と方法を選択
- チャージ金額:
最低2,000円からチャージ可能です。 - チャージ方法:
お手持ちのクレジットカード(またはApple Pay/Google Pay)を登録します。 - 通貨:
「日本円(JPY)」を選択。

④ 「チャージする」をタップ

⑤チャージ完了
- これでRevolut残高に即時反映されます。ホーム画面で残高が増えていることを確認しましょう。
Revolut → ANA Pay へのチャージ手順
このルートは、ANA Payからさらに「楽天Edy → 楽天キャッシュ」へと交換したり、モバイルSuica等の交通系ICへ流すこともできる、非常に汎用性の高い「黄金ルート」です。
貯まるポイントがANAマイルなのも旅行好きには嬉しいポイント。
①ANA Payアプリのダウンロード・会員登録を実施
既に登録済みの方はスキップでOK。
② ホーム画面の「チャージ」をタップ

③ クレジットカード情報の登録にRevolutのバーチャルカード情報を入力
- Revolutカード情報の確認方法 :
Revolutアプリのホーム画面右上にある「カードアイコン」をタップ → カードを選択→「詳細を表示(目のマーク)」で番号や有効期限が確認できます。 - カード名義人:
Revolutアプリ上には記載がありませんが、ご自身の氏名(ローマ字)を入力してOKです。 - Apple PayでもOK:
既にRevolutをApple Payへ登録済みであればApple PayでのチャージでもOKです。

④ 金額を入力し「チャージする」をタップ

⑤ チャージ完了
- これでANA Pay残高に即時反映されます。ホーム画面で残高が増えていることを確認しましょう。
Revolut → VポイントPay へのチャージ手順
こちらのルートは楽天Edyへのチャージはできませんが、貯まるポイントが使い勝手抜群の「Vポイント」であることが魅力です。
①VポイントPayアプリをダウンロード・会員登録
既に登録済みの方はスキップでOK。
② ホーム画面から「チャージ」をタップ

③金額を入力し「チャージする」をタップ

④「カード選択」にRevolutのカード情報を入力し「確認」をタップ
- こちらも名義人はご自身の氏名でOKです。

⑤確認画面で「同意して確定」をタップ

⑥ チャージ完了
- これでVポイントPay残高に即時反映されます。ホーム画面で残高が増えていることを確認しましょう。
注意点
国際ブランドによっては手数料が発生
Revolutへのチャージは、利用するカードの「国際ブランド」と「種別」によって、1.3~1.7%の手数料が発生する場合があります。
| 国際ブランド | 種別 | 手数料 |
|---|---|---|
| Mastercard | クレジット・デビット | 無料 |
| Mastercard | プリペイド | 1.3% |
| Visa | クレジット・プリペイド | 1.7% |
| Visa | デビット | 無料 |
| JCB / Amex / Diners | 対象外 | 対象外 |
特に注意が必要なのが「Visaのクレジットカード」です。 例えば、三井住友カード ゴールド(NL)などのクレジットカードでVisaブランドを使っている場合、Revolutへのチャージで1.7%の手数料がかかってしまいます。
- Mastercardのクレジットカード → OK(無料)
- Visaのクレジットカード → NG(手数料あり)
このルートをお得に利用するためには、Mastercardブランドのクレジットカード、またはVisa/Mastercardブランドのデビットカードを利用しましょう。
残高エラーを防ぐために
Revolutから各Payへチャージする際、エラーが出ることがあります。よくある原因が「オーソリ(有効性確認)」による残高不足です。
この引かれたお金は後ほど戻ってきますが、一時的にRevolutの残高から引かれます。 そのため、チャージしたい金額ギリギリしかRevolutに入っていないと、このオーソリ分の数円が足りずにエラーになることがあります。
そのためRevolutには、チャージしたい金額より数百円多めに入金しておくことをおすすめします。
Tips:オーソリとは?
初めて登録したカードで決済する際、「このカードは本当に使えるか?」を確認するために、数円〜数十円程度が一時的に引かれる仕組みです。
まとめ
今回は、ポイ活のハブとして優秀なRevolutを経由して、ANA PayとVポイントPayへチャージする方法を解説しました。
- Revolutはスタンダードプラン(無料)でOK
- 三井住友カード等の「ポイント対象外」回避に役立つ
- チャージ時は「オーソリ分」を考慮して少し多めに残高を入れておく
このルートを確立しておけば、ポイント還元の取りこぼしを防ぎつつ、楽天キャッシュルートなど、さらに高度なポイ活へ繋げることが可能です。 ぜひ設定してみてくださいね!
▼ANA Payから楽天キャッシュまでのチャージ方法解説はこちら



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